韓国のチャットアプリ大手Kakao Corporationが、ブロックチェーンの子会社を設立すると発表した。
Kakaoによると、新会社の名称は未定だが、最高経営責任者(CEO)には、スタートアップ支援企業FuturePlayの最高技術責任者(CTO)を務めるJaesun Han氏が就任する予定だという。
Kakaoは現在、モバイル決済ソリューション「KakaoPay」向けに、ブロックチェーン技術を活用した認証サービスを提供している。
Kakaoはまた、仮想通貨取引所「UPbit」を運営するDoonamuの株式を約20%保有している。
そのため、Kakaoが韓国国外で新規仮想通貨公開(ICO)を実施するのではないかという憶測が流れている。ただし同社は、この件の真偽を明らかにしていない。
韓国政府は2017年、ICOを禁止した。また、ビットコインの価格が急騰したことを受け、2018年に入ってからは仮想通貨が激しい議論を呼ぶ問題になった。
韓国政府は仮想通貨取引を禁止していないが、それ以来匿名での取引を禁じるなどの規制を実施している。政府は、今後も市場を規制しながら、ブロックチェーン技術発展の支援を継続する意向だと述べた。
Kakaoは、韓国で最も人気の高いチャットアプリ「KakaoTalk(カカオトーク)」を提供している。また最近では、人工知能(AI)スピーカやモバイル駐車サービスを手掛けるなど、AIやIoTの分野に参入して新たな成長を目指している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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