中高生向けのプログラミングスクールを運営するライフイズテックは3月6日、ウォルト・ディズニー・ジャパンとライセンス契約し、ディズニーの世界を楽しみながらプログラミングを学べるオンライン学習教材「テクノロジア魔法学校」を開発し、4月21日にサービスを開始することを発表した。対象年齢は12歳以上。
料金は税別12万8000円(月額1万600円)で、同日より公式サイトで先行予約販売を開始する。ビックカメラやヤマダ電機、蔦屋家電など、全国150店舗の家電量販店などでも販売するという。
テクノロジア魔法学校は、“プログラミングは現代の魔法である”をテーマに、魔法学校を舞台にしたオリジナルメインストーリーと、13のディズニー作品をテーマにしたレッスンによって、ロールプレイングゲームのように冒険しながらプログラミングを学ぶことができる教材。キャラクターが会話形式で学習すべきことをナビゲートしてくれるほか、レクチャー部分は図解でわかりやすく紹介。さらに、クイズ形式で理解度を確認する。
また、ストーリーと連動したリアルな本であるスタートキット「魔法の本」を同梱し、オフラインとオンラインで学びを促進。物語を進めていくための地図や封筒などのさまざまなアイテムが入っており、魔法の本に仕掛けられた謎を解くことでオンライン上の物語も進行するという。また、メインレッスンをクリアするごとに、オリジナルのポストカード(40枚以上)が自宅に届くとのこと。
「JavaScript」「HTML」「CSS」「Processing」「Shader」といったプログラミング言語を軸に、メディアアート、ゲーム制作、ウェブデザインの3つのコースを総合的に学習できるクロスカテゴリ学習を採用。基礎編40時間、応用編60時間、計100時間分の学習コンテンツを用意し、週1回2時間の学習で1年間学ぶことができるという。
教材で使用される作品は、「塔の上のラプンツェル」「ズートピア」「アラジン」「シュガー・ラッシュ」「美女と野獣」「ふしぎの国のアリス」「リトル・マーメイド」「リロ&スティッチ」「白雪姫」「ベイマックス」「くまのプーさん」「アナと雪の女王」「眠れる森の美女」。横スクロールゲームや瓦割りゲーム、写真アルバムなど、教材を通してさまざまなコンテンツを作ることができるという。
同日の記者発表会で登壇した、ライフイズテック代表取締役CEOの水野雄介氏は、約3年の構想を経てサービスの実現に至ったと説明。既存のオンライン学習の継続率は5.5%と低いことから、楽しみながら学べる教材が求められていたと語り、テクノロジア魔法学校によってオンライン学習の課題である継続率を高めていきたいと意気込む。
また、テクノロジア魔法学校の制作責任者である、同社取締役副社長COOの小森勇太氏は、同社が2016年6月から提供するプログラミングやITを楽しみながら学べるSNS「MOZER(マザー)」の学習システムを、テクノロジア魔法学校にも応用していると説明。3秒ごとに回答する「3秒ステップ・バイ・ステップ式」を採り入れることで、「わんこそばのように、知らず知らずのうちに楽しみながら膨大な量の情報を学べる」と特徴を語った。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」