東急不動産ホールディングスは3月5日、東急コミュニティーと共同で、IoTを活用したスマートホームサービス「Taskus」の実証実験を開始すると発表した。
Taskusは、IoTを活用したスマートホームサービス。トライフォートとともに開発した専用アプリを用いて、スマートロックやIPカメラなどのIoT機器と、対象のマンションに配置した専任のサービス担当者「キャスト」を連携し、暮らしの困りごとを解決する、複合的なサービスを目指す。
居住者の不在宅時の家事代行、不在がちでなかなか受け取れない宅配物のマンション内宅配などを計画しており、マンション専属のキャスト、専用アプリによるタスク単位、即時での予約受付、サービス提供、IoTによる解錠施錠、履歴管理、映像記録とキャストによる信頼醸成、単身、共働き世帯の増加による家事の担い手問題、ECの加速度的普及による再配達問題への対応などの実現を狙う。
実証実験の目的は、Taskusのコンセプトの受容性の検証、サービス運用における課題の抽出、不在宅時サービスの新たなニーズ掘り起こしで、Taskusを通じ、どんな時でも暮らしの困りごとを手助けできる存在として、入居後の生活に寄り添っていくこととしている。
なお、東急不動産ホールディングスは、東急不動産が東京都渋谷区に保有するTENOHA代官山内に、「TENOHA IoTラボ」を開設。ラボ内には、さまざまなIoT機器を設置。住宅専有部のみならず共用部分のIoT化や、商業施設を併設している利点を生かし、住宅と商業の連携を実現するIoT化の検討、検証も推進する。
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