Uberがユーザーのための新たな目的地を用意した。医療機関だ。
Uberは、確実な移動手段がないことが原因で診察の予約を守れなかった米国人が年間360万人いることを指摘し、「Uber Health」を発表した。米国のHIPAA(医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律)のプライバシー規則に準拠し、Uberの契約ドライバーと病院、リハビリセンター、高齢者介護施設、理学療法センターなどの間をつなぐものだ。患者が予約を入れると、提携医療機関は配車サービスを予約し、詳細情報を患者に送付するとともに、ドライバーが迎えに行くときに再度通知することができるようになる。
医療機関が配車を予約できるようにしたのは、スマートフォンを持っていない患者やUberになじみのない患者でもこのサービスを利用できるようにするためだ。
Uberは米国時間3月1日付けの声明で、「多くの人々が、Uber Healthによって初めてUberを利用することになるので、すべての患者が快適かつ安心して乗車できるように、必要な教育ツールの提供に取り組んでいる」と述べた。ユーザーは、通常のテキストメッセージの代わりに、固定電話で配車確認を受けることもできるとしている。
Uberによると、100を超える医療機関が既にUber Healthをベータプログラムとして利用しているという。それと同じダッシュボードが現在、米国全域で一般提供されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」