自動運転は、搭載される技術によって5つのレベルに分けられている。スバルの「EyeSight(アイサイト)」などで知られるような、現在の日本の市販車に搭載されている運転支援システムは「レベル2」までのもの。
今回の実証実験では、すべての操作が自動化されているが、運転者用の制御機器があり、緊急時には運転席にいるドライバーが操作する「レベル3」相当と、同様のシステムを採用しながらドライバーなしで運行する「レベル4」相当の2種類が行われる。
レベル3相当は、1周2.4km。最高時速30kmで走行する。レベル4相当は、大型二種免許の保有者による遠隔監視と遠隔操作により、1周1.4kmを走行する。
いずれの場合も、車両に取り付けたセンサによって障害物を自動で検知。障害物があれば車線変更をする。目的地までいくためのルートを持っており、GPSを使って現在位置から目的地までをすべて自動でハンドルブレーキアクセルを操作する。
運転席にドライバーがいないレベル4は、運用するときにどういうルールでやるかは明確に定まっていない。「法規制や規制緩和。事故が起きたときの補償の整備が課題になる」(佐治氏)と説明する。
今回の実証実験では、レベル3もレベル4も同じ技術を使用するが、まず運転席に人がいるかいないかという点が大きく異なる。レベル4は、ドライバーが不在の代わりに、遠隔で監視する。その遠隔運行管理システムがSBドライブが開発した「Dispatcher(ディスパッチャー)」だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力