Facebook、米選挙用広告の購入者の身元を「はがき」で確認へ

Katie Collins (CNET News) 翻訳校正: 編集部2018年02月20日 08時24分

 Facebookが米国における選挙関連広告の購入者を確認するための新しい解決策として、アナログに回帰した手段を打ち出した。


提供:Robert Alexander / Getty Images

 Reutersによると、Facebookの幹部が米国時間2月17日、同国の郵便で送付する「はがき」によって選挙関連の広告主の身元と住所を確認すると、National Association of Secretaries of Stateのカンファレンスで語ったという。はがきには特定のコードが記載されており、広告の購入者はそのコードを使って米国内にいることを証明する。

 Facebookは、TwitterやGoogleとともに、政治的な偽情報拡散活動の一環としてロシアの組織が広告を購入することを防ぐために十分な対策を講じていなかったとして政府機関の厳しい批判を浴びている。

 16日には、2016年の米大統領選に干渉したとして、Robert Mueller米特別検察官がロシア人13名とロシアの3団体を起訴したと発表している。Mueller氏は起訴状の中でFacebookを槍玉に挙げ、大統領選を混乱させることを目的としたロシアの取り組みにおいて、Facebookが重要なプラットフォームだったと主張した。

 Facebookのポリシープログラム担当グローバルディレクターを務めるKatie Harbath氏は、連邦機関への立候補者に言及する広告に対してのみはがきを使用する予定だと述べた。これは、より広範囲にわたる解決策の一部であり、すべてを解決するものではないとの考えを、同氏はReutersに語った。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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