DAZN、プロ野球11球団とB.LEAGUEを追加--「新たな本拠地になる」2018年の施策

 DAZNは2月16日、2018年に放映するスポーツコンテンツの詳細について発表した。プロ野球と男子プロバスケットボール「B.LEAGUE」などが新たに加わる。

 追加するのは、プロ野球セ・リーグ5球団、パ・リーグ6球団の計11球団のオープン戦の一部と公式戦主催全試合と、プレミアリーグ、ラ・リーガサンタンデールの全試合と、UEFAチャンピオンズリーグ、UEFAヨーロッパリーグ、UEFAスーパーカップの2018~2019シーズン~2020~2021シーズンの欧州サッカー、B.LEAGUEの男子プロバスケットボール。


2018年プロ野球コンテンツラインアップ一覧
DAZN CEOのジェームズ・ラシュトン氏
DAZN CEOのジェームズ・ラシュトン氏

 公益社団法人 日本プロサッカーリーグと契約を結んだJリーグに対し、プロ野球は個別に球団と契約しているとのこと。セ・リーグに関しては、5月にサービスを終了するソフトバンクのスポーツ専門ライブ映像配信サービス「スポナビライブ」の契約を引き継いだが、パ・リーグは「スポナビライブとは関係ない」としており、「プロ野球の契約は直近で決まったばかり」(DAZN CEOのジェームズ・ラシュトン氏)と明かした。

 ラシュトン氏は「プロ野球は前シーズンもいくつかの試合を配信したが、さらに多くの試合をライブで配信する。これによりDAZNがプロ野球を見る唯一のプラットフォームになり、新たな本拠地になる」とプロ野球コンテンツを手がける意義を話した。


元プロ野球選手の多村仁志さん(中央左)と小宮山悟さん(中央右)が登場し、野球をはじめ日本のスポーツ界の現状についてトークセションをした

 DAZNでは、2017年度に7500以上の試合をライブ配信しており、2018年度は1万試合を超える予定。「プレミアムな試合だけではなく、サイクリングなどコアなファンが多いスポーツも配信できている」(ラシュトン氏)とサッカーや野球だけに留まらないコンテンツの豊富さを訴える。

 また月額1750円という視聴料に関してラシュトン氏は「放映権を獲得するために追加投資は続けるが、価格は変えない。なぜならDAZNは『fans first』を掲げているから。ファンにとって価格がリーズナブルかつフェアであるように心がけている」と続けた。

 2月15日には、プロサッカー選手の三浦知良選手、槙野智章選手、内田篤人選手、中村憲剛選手、プロ野球選手の西川遥輝選手、山崎康晃選手が、新たにDAZNアンバサダーに就任したことを発表。「#時代を変えろ」キャンペーンを始動し、テレビCMも放映する。

 ラシュトン氏は、2018年に新たに導入する「ダウンロード機能」「フォロー/通知機能」「レコメンド機能」についても話し、システム面でも強化していく方針を打ち出した。

 プロ野球放送でも、見逃し配信を提供し、配信期間は7日間。「Jリーグ・ゾーン」のように1つの画面で複数の試合が視聴できる機能については「野球でも同様のものを提供できればいいと思っている」とコメントした。「2018年はさらに大胆になっていく。止まるわけではなく、コンテンツに対する投資も続けていく」(ラシュトン氏)と2018年の抱負を話した。


DAZN マーケティング・パートナーシップ バイスプレジデント 大崎貴之氏(左)とCEOのジェームズ・ラシュトン氏(右)
 

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