2018年冬季五輪が平昌で2月9日に開幕するのにともない、人々は空港やスタジアム、施設を巡回する多数のロボットについて、大いに熱狂するはずだ。
韓国科学技術院(KAIST)の開発した二足歩行ヒューマノイドが2018年に聖火ランナーの1人を務めたことを考えると、おそらくそれは意外なことではないだろう。
2018年冬季五輪のロボットを支えるさまざまなチームを組織しているのは、KAISTの呉俊鎬(オ・ジュンホ)教授だ。
呉氏は地元のメディアに対し、「韓国のロボット技術を最高の方法で示す」ことが自分の使命だと述べた。
ロボット工学に関しては日本の後塵を拝しているが、韓国は自律技術の開発において、世界で特に優れた国の1つだ。この2年間、韓国政府は冬季五輪を、同国のロボティクス産業についてアピールする場として注目してきた。
韓国政府の産業通商資源部は、五輪をサポートするロボットを提供する8社を支援するため、200万ドル(約2億1800万円)を投資してきている。
計85台のマシンが、壁画を描いたり、スケジュールや交通、観光アトラクションに関する情報を観客や選手に提供したりするなど、あらゆることに活用される。話せるロボットは、韓国語、英語、中国語、日本語に対応する。
報道陣を収容するメディアセンターから、LGのロボット掃除機に関する話題がTwitterに投稿されている。平昌、江陵、旌善の3都市の会場は、施設間の物資配送に小型の自律配送ロボットを使用する計画だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」