防犯のため自宅の周囲に監視カメラを設置したいと思っても、なかなか手間がかかって難しい。壁に取り付けるとなると、ドリルで穴を開けることになる。電源用と映像信号用の配線も必要だ。映像を無線送信するタイプでも、電源を用意しないわけにいかない。
そこで、電球のソケットにねじ込むだけで設置できる監視カメラ「LightCam」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。
LightCamは、LED電球と監視カメラが一体化したデバイス。通常のLED電球同様、電球用のソケットにねじ込んで使う。動作用の電力はソケットから得て、制御や映像転送に必要な通信は無線LAN(Wi-Fi)を経由するため、電力および通信用の配線は不要。
ソケットにねじ込み、撮影方向を調整し、電源を入れれば設置作業は完了。あとは、専用のスマートフォン用アプリで設定を施し、映像を監視するだけだ。
監視といっても、常に映像を見ている必要はない。動き検出機能を備えており、訪問者があるとアプリから通知されるので、そのときに確認すればよい。さらに、訪問者とLightCamを介して話せる。
夜間でも監視できるよう、赤外線(IR)ライトによる撮影にも対応。映像は、LightCam内のmicroSDカードに保存するほか、スマートフォンやPCへ転送したり、クラウドストレージにバックアップしたりできる。
アプリからは、LED電球の点灯タイミングなどが設定可能。例えば、時刻を決めて夜間だけ点灯させたり、動きを検出すると点灯させたり、夜間に動きを検出するとIRライトを点灯させたり、といった動作が選べる。
Indiegogoでの目標金額は2万2250ドル(約242万2135円)。記事執筆時点(日本時間2月6日15時)でキャンペーン期間は19日残っているが、すでに目標の4倍を上回る約10万2000ドル(約1111万860円)の資金を集めている。
LightCamの紹介ビデオ(出典:Indiegogo/YouTube)CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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