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“死角”のない家庭向け侵入検知システム「XANDEM」--監視カメラの問題を解決

 年末年始は買い物や旅行で家を空けることが多く、空き巣が心配。インターネット経由で留守宅を確認できる監視カメラは手軽だが、死角が生じやすい。ホームセキュリティ会社のサービスはコストがかかる。

 今回クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で見つけた家庭用セキュリティシステム「XANDEM」は、死角とコストの問題を解決している。


死角とコストの問題を解決(出典:Indiegogo)

 XANDEMは、電波を使って人の動きを検知するシステム。カメラと違って死角が存在せず、家のなか全体を監視できる。映像を撮影するわけではないので、屋内の様子が外部流出するプライバシ侵害の問題も発生しない。しかも、利用に当たって料金は課金されないので、購入時の初期コストだけで使い続けられる。


カメラと違って死角が存在しない(出典:Indiegogo)

 システムは、コンセントに挿して使う複数のノードと、ノードからの情報を集約するゲートウェイで構成される。各ノードは電波を送受信しており、ノードとノードのあいだを人が横切ると電波が遮られることで、人の居場所と動きをリアルタイムに検出できる。

 ウェブサービス「XANDEM HOME」で描いた家の見取り図は、スマートフォン用アプリにダウンロードでき、XANDEMで検出した人の移動情報と重ねて表示することが可能。留守宅への不正侵入を監視するだけでなく、離れて暮らす年老いた両親の見守りにも使える。


家のなか全体を監視(出典:Indiegogo)

 Indiegogoでの目標金額は10万ドル。記事執筆時点(日本時間11月26日11時)で約8万7000ドルの資金を集めている。キャンペーン期間はあと24日ある。

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