ソニーは2月2日、代表取締役社長を交代する人事を発表した。4月1日付けで代表執行役副社長兼CFOを務める吉田憲一郎氏が代表執行役社長兼CEOに昇格し、代表執行役社長兼CEOの平井一夫氏は、取締役会長に就任する。
今回の人事は平井氏が提案し、同日開催した取締役会で決議されたもの。平井氏は「第2次中期経営計画の最終年度となる2017年度において、目標として掲げた経営数値を上回る業績まで見通せるようになったこと、そして多くの方に元気なソニーが戻ってきたという感触を抱いていただけるようになったことを大変うれしく感じる。新しい中期経営計画が始まるこのタイミングで、新しい経営体制にバトンタッチすることが、今後のソニーにとって、また私自身の人生において適切であると考え、退任を決断した」とコメントしている。
吉田氏は新社長就任にあたり「大きな責任を感じている。平井が主導して築き上げた経営基盤を引き継ぎ、ソニーがグローバル企業としての競争力を高め、長期的な収益成長を実現する企業となるよう、さらなる改革に取り組んでいく。ソニーの『これから』を経営陣と一緒に考え抜き、そして『より良いソニー』をつくっていくために全力で取り組む」としている。
吉田氏は、1983年にソニーに入社。2013年にソニーの執行役EVP CSO兼デピュティCFO、2014年に取締役、2015年に代表執行役副社長兼CFOに就任している。
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