ウォルマート・ストアーズというと、実店舗型スーパーマーケットの代名詞のような企業だ。しかし、米ZDNetの報道によると、最近はオンライン販売が伸びているそうだ。
日本でもネットスーパーは広まっており、何かと便利に使える。ただし、野菜や果物といった生鮮食品の場合、画面のサンプル画像と注文して届いたもののイメージが違っていて、がっかりすることもある。
これに対しウォルマートは、オンラインスーパーの生鮮食品注文システムにおいて、実際に発送される商品を画像で確認させる技術を考案。この技術を米国特許商標庁(USPTO)へ出願したところ、米国時間2017年12月28日に「SYSTEM AND METHOD FOR FRESH ONLINE EXPERIENCE」(公開特許番号「US 2017/0372388 A1」)として公開された。出願日は2017年6月21日。
この技術は、ユーザーがインターネット経由でオンラインスーパーに野菜や果物のような生鮮食品を注文する際、発送前に実際の商品を画像で確認してから注文を確定させる技術を説明したもの。店舗のスタッフが発送予定の商品を撮影してシステムに登録すると、ユーザーに画像が準備できたとの通知が送信される。これを受けて、ユーザーは画像を確認し、注文を確定させるか取り消すか判断する。最終的に、ユーザーの判断に応じて発送する商品を決めるわけだ。
この注文プロセスが実現されれば、鮮度、熟し具合、大きさ、形、色などを実際の商品で確かめられるようになり、オンラインスーパーを安心して利用できるようになるだろう。生鮮食品は手にとって見てから買いたいと考えている消費者も、オンラインスーパーへ誘導できるかもしれない。
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