アイスタイルは2月1日、中期経営計画「Road to 2020」で事業戦略の柱として掲げている、美容に関するすべてのモノ、コト、ヒト、場所をつなげる「ビューティプラットフォーム」構想を実現するプロダクトの第1弾として、ユーザー向けの「@cosme」アプリ(iOS/Android)を全面リニューアルしたと発表した。
今回のリニューアルでは、目的別に「クチコミ」や「ランキング」で情報を探すだけでなく、タイムライン方式へとUIを変更。最新の美容コンテンツが表示される「新着」、フォローしている他のユーザーや美容のプロのコンテンツをチェックできる「フォロー」、最新のトレンドをまとめた「ハッシュタグ」など、さまざまな切り口で最新の美容情報を確認できるようになった。
美容のプロであるスペシャリストに悩みなどを直接相談できる「メッセージ機能」、施術やカウンセリングの「予約機能」、@cosmeに掲載されている商品がどこで買えるかを検索できる「@cosmeお店ガイド」、スマホのカメラで撮影した商品についての口コミなどをcosmeの商品ページから閲覧できる「商品スキャン」などの機能も提供する。
また、国内24店舗を展開しているセレクトショップ「@cosme store」のポイントカード機能をアプリ内に組み込んだ。これにより、購買履歴やカウンセリング履歴と一元管理が可能となった。
今後は位置情報やクーポンなどを活用したO2Oサービスの強化や、他の美容メディアとの連携による「ビューティニュースプラットフォーム」としての機能強化も行う予定。また、ユーザーによる「閲覧」「アクション(LIKE、HAVE、クチコミ投稿)」「購入・サロン予約」などの履歴情報を利用し、最適なニュースやコンテンツとつながりやすくするためにAIを取り入れ、ユーザーごとのパーソナライズ・レコメンド機能を導入する予定だという。
同日には、美容師、ネイリスト、ヨガインストラクター、化粧品会社のマーケターなど、美容ビジネスに従事しているプロ向けの「@cosme PRO for Beauty Specialist」(@cosme PRO)アプリもリリースされた。同社では、「ブランド」「サロン」「店舗」「スペシャリスト」の4つをビューティプラットフォーム構想の重点事業領域として位置付けており、この4領域で個人活動しているスペシャリスト向けのアプリとなる。
このアプリを利用することで、これまでウェブからしか投稿できなかった「ブログ」や「Q&A」などのコンテンツをアプリから投稿可能。最新のニュースなどをタイムラグなく掲載できるとしている。また、施術やカウンセリング、イベントなどの「メニュー登録」や「参加者管理」がアプリからでき、ユーザーからの問い合わせにもプッシュ通知により即時に対応できるという。
「サロン」や「ブランド」が発信する最新の業界ニュースをいち早くチェックできるタイムラインも導入。同社グループが運営するグローバルなイノベーショントレンドを配信する「BeautyTech.jp」(3月1日正式オープン予定)のニュースやコンテンツもアプリ内で配信予定だという。アプリ上の「プロ」タブからは、他の美容のプロが発信したコンテンツを確認できるほか、今後はプロ同士が直接コミュニケーションできるフォローやメッセージ機能も実装予定としている。
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