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「Windows 10」のプライバシーツールはどうなる?--新プレビューに見る

Ed Bott (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部2018年01月23日 10時33分
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 2018年の春にリリースされる予定である「Windows 10」の次期大型アップデートでは、プライバシー擁護派が3年近く前の同OSのリリース以来求め続けていたツールがついに搭載されるのかもしれない。

 そのヒントは、Windows 10の最新プレビュービルド上に堂々と表示されている。「Windows Insider Program」の「Fast Ring」テスター向けに2017年12月にリリースされた「Build 17063」と、同じく2018年1月にリリースされた「Build 17074」では、「Settings」(設定)の「Privacy」(プライバシー)メニューに2つの謎めいたコマンド名が表示されている。

 いずれのコマンドも現在のビルドではまだ有効化されていないが、その名称は機能を推測できるものとなっている。1つは「Diagnostic data viewer」(診断データビューアー)という名称であり、いわゆるテレメトリデータの収集に関してより高い透明性をもたらすことを目指しているようだ。もう1つは「Delete diagnostic data」(診断データの削除)という名称であり、診断データの削除機能を提供するコマンドのようだ。

Windows 10

 まだ有効化されていないこれらのコマンドに加えて、上記の新プレビュービルドには使用可能な新たな機能も搭載されている。「Settings」(設定)->「Privacy」(プライバシー)の「Speech, inking, & typing」(音声認識、手描き入力、入力の設定)に、保存されたデータのリストを表示する「View user dictionary」(ユーザー辞書の表示)が追加されている。テストに用いたシステムでは、こういったリストの内容のほとんどは、自動認識機能の精度を向上させるために入力を記録するというMicrosoftの説明に合致する妥当なものとなっていた。

 Microsoftが2015年にWindows 10をリリースした際、テレメトリデータとして知られている広範な診断機能は、顧客を「スパイする」ものだとして批評家らによって非難された。その後、同社は2017年の初めにWindows 10のバージョン1703をリリースするとともに、収集しているデータの種類を正確に記した包括的なリストを発表した。

 またMicrosoftは同年に、「ユーザーから許可を受けない限り、過度なデータ収集と、閲覧情報の追跡を実施しない」という対策を実施することで欧州のプライバシー機関と合意している。実装予定となっているこれらの変更の一部は、2018年に完全施行が予定されている新たな「EU一般データ保護規則」(GDPR)に準拠するためのものである可能性がある。

 Build 17074におけるちょっとした変更についても述べておきたい。Windows 10の現在のリリースでは、「Feedback & diagnostics」(フィードバックと診断)セクションが長いリストの下の方に配置されている。同セクションは、最新のInsider向けプレビュービルドでは「Diagnostics & feedback」(診断とフィードバック)へと名称が変わり、リストの上のより目立つ場所に移動されている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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