ノキア、NTTドコモと5G商用サービス開始へ向けた機器提供に合意

 ノキアソリューションズ&ネットワークスは1月19日、NTTドコモと5Gモバイルネットワーク展開に向け、商用化をめざした5G基地局制御部の提供に合意したと発表した。

 同社は、NTTドコモと長期にわたる協業関係を続けており、3Gおよび、4G/LTEテクノロジの提供契約を締結。5Gテクノロジの実証実験でも緊密に協力しており、これらの協業関係に続くかたちで、高度化C-RANにより展開されるNTTドコモのネットワークにおいて、5G無線部の集中管理が可能となる5G基地局制御部の商用化を目指した提供の合意に至ったという。

 同社では、合意に基づき、2017年末に公表された新規3GPP準拠5G NR標準に基づくテクノロジをNTTドコモへと提供。NTTドコモの4G/LTEから5Gへのネットワークのスムーズな進化と既存の運用環境への統合をサポートする。

 具体的には、現在NTTドコモで稼働中の既存設備を改造し、5G New Radio(5G NR)ベースのハードウェア(AirScale)を追加で組み込むことで、NTTドコモによる5G商用サービス開始を支援する予定。

 同社によると、これは2020年にNTTドコモが開始する予定の5G商用サービスをサポートするものになるとしており、同5G商用サービスにより、超高速、大容量、超低遅延をNTTドコモの携帯電話加入者へと提供できるようになるという。

 ノキアは、3GPP準拠5G New Radio標準を適用することに注力しており、2019年〜2020年に見込まれる商用開始を目標に、世界中の50以上の顧客の5G実証実験に参画している。また、広範な業界エコシステムの中でも活発に活動しており、チップセットやデバイスメーカーとも緊密に協業。3.5GHz、28GHz、39GHz、ミリ波帯といったすべての初期5G周波数での技術開発にも取り組んでいる。

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