logo

NSAの監視プログラムを認める外国諜報活動偵察法、米上院も延長を可決

Laura Hautala (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 吉武稔夫 (ガリレオ)2018年01月19日 12時50分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 米議会上院は米国時間1月18日、米国家安全保障局(NSA)が運用している主要な監視プログラムを認める法律の更新について、わずかな審議のみで賛成65票、反対34票で可決した。

Edward Snowden氏
Edward Snowden氏
提供:Photo-illustration by Jason Seiler

 このプログラムは「Prism」や「Upstream」として知られるもので、NSAに対し、米国外に居住する外国人によるインターネット通信の収集を許可している。

 今回の可決によって、監視プログラムの根拠となっている外国諜報活動偵察法(FISA)の改正法第702条が6年間延長される。11日には米下院が同法を延長する法案を可決している。NSAの契約社員だったEdward Snowden氏が2013年にこの監視プログラムを暴露した際には、プログラムの存在自体が大騒動を引き起こしたが、今回、プログラムの延長をめぐる議員らの議論は、米連邦捜査局(FBI)が捜査のためにNSAのデータベースにある米国人の通信にアクセスする前に課される法的要件を強化するべきかどうかに集中した。

 Snowden氏による暴露情報が報じられた後、Barack Obama前政権はプログラムに関する情報の多くについて機密指定を解除した。

 18日の投票に至る議論の中で、Richard Burr上院議員(共和党、ノースカロライナ州選出)はFISAを「われわれが有する最も重要なツール」と呼んだ。米国の各情報機関は、国の安全保障を守るために同法は不可欠だと述べている。

 今回の投票に先立ち、上院多数党院内総務であるMitch McConnell議員(共和党、ケンタッキー州選出)は、延長に関する最終投票を行うまで、議員らが審議の中で同法の修正を検討できないようにした。プライバシー擁護派が提案していた修正案では、FBIに対し、UpstreamやPrismのプログラムで収集されたNSAの情報データベースを検索する前に令状を取得することを求めていた。

 Rand Paul上院議員(共和党、ケンタッキー州選出)とRon Wyden上院議員(民主党、オレゴン州選出)は、監視プログラムを合憲の状態で維持するにはこれらの修正が必要だと主張していた。

 Paul議員は審議の中で、修正は監視プログラムを阻止するものでも、NSAが収集した情報へのアクセスをFBIから奪うものでもないと指摘した。

 プライバシー保護団体Fight for the Futureの活動家Laila Abdelaziz氏は声明で、監視プログラムを修正する機会を逃したとして上院を批判した。下院は先ごろ、そうした修正について検討したが、令状の厳格な要求を含む修正案を投票で否決している

 監視プログラムの支持者は、同法は合憲であり延長して然るべきだと主張した。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

イベントのお知らせ

「AI時代の新ビジネスコミュニケーション」~CNET Japan Live 2018

AIのビジネス活用事例を多数紹介 2月27日、28日開催

-PR-企画特集