配車サービス「Lyft」の元ドライバーが、秘密のプログラム「Hell」に関する疑惑をめぐってUber Technologiesを提訴した。Hellは、Uberが競合相手のLyftをひそかに追跡するために使用したとされるプログラムだ。The Informationの報道で明らかになったUberのプログラムは、偽の乗客アカウントを通じてLyftのドライバーを追跡し、走行する時間帯や場所を把握していた。
Uberはこのプログラムを使用して、UberとLyftに同時に登録しているドライバーを把握し、相乗りサービスの競合を排除する試みとして、より多くの顧客をUberのドライバーに誘導しようとしていたとされる。
今回の訴状は、集団訴訟の認定を求めているほか、Uberが連邦盗聴法およびカリフォルニア州のプライバシー侵害法に違反したと主張している。弁護団は、Uberが2014~2016年にHellプログラムを「数百万回」にわたって繰り返し利用したとして批判した。
米CNETはUberにコメントを求めたが、現時点で回答は得られていない。
原告のMichael Gonzales氏は、2012~2014年にサンフランシスコでLyftのドライバーを務めていた。同氏は、Uberが不当な優位性を得るためにLyftのドライバーのプライバシーを侵害したと主張している。
Gonzales氏はUberに500万ドルの損害賠償を求めている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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