NTTドコモは1月15日、賞味期限・消費期限が近くなった食品の購入者にポイントを付与し、食品ロスを減らす仕組み「EcoBuy」の実証実験を、東京都中央区の「miniピアゴ入船1丁目店」において実施すると発表した。実施期間は、1月19日から2月28日までの41日間。
同社によると、日本では年間621万トンの食品ロスが発生しているという。食品ロスを減らすためには、可燃ごみ中で大きな比率を占める食品廃棄物の発生抑制が不可欠だと説明する。そこで今回のモデル事業では、EcoBuyアプリを活用し、賞味期限・消費期限が近い食品を購入した消費者にdポイントなどを付与(定価の約20%相当)することで、食品ロスを減らす仕組みの有効性を検証する。
具体的には、EcoBuyアプリを通じてカメラ撮影されたレシート、賞味期限・消費期限を使い、EcoBuy対象商品を購入したことをシステムへとアップロード。その内容をポイントセンターで確認し、条件に合致している場合はインセンティブとしてポイントが消費者(会員)へと付与される。
また期間中、消費者が登録した賞味期限・消費期限情報を基に、その期限が一定期間近づいたタイミングで通知する。その際、対象食品を 完食していた場合はサンキューメッセージを、飲食前の場合は購入した食品で作れるレシピを提案して消費を促進するという。
この実証実験は、東京都環境局資源循環推進部計画課が公募した「持続可能な資源利用に向けたモデル事業」の一環となる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?