YouTuberのLogan Paul氏が青木ヶ原樹海で自殺者と思われる遺体を映した動画を12月末に投稿した件で、YouTubeが非難の声明を発表した。
YouTubeは米国時間1月9日に一連のツイートを発信した。その中で、今回の動画がコミュニティーガイドラインに違反していたことを認め、Paul氏に対する「さらなる措置」についても検討しているとした。また、YouTubeの規約に違反したコンテンツの拡散を防ぐ方法を検討しているとも述べている。
YouTubeはツイートの中で、「他の多くの人々と同じように、われわれは先週公開されたこの動画に不快感を抱いた」と語り、「自殺は冗談でもなければ、再生回数を増やす手段にすべきものでもない」と強調した。
さらに、「われわれは、YouTube上でコミュニティーを作っているクリエイターにはさらなる見識を持つことを期待しているし、みなさんもそうだと思う」と述べた上で、この動画に関する見解の発表が遅れたことを謝罪した。
問題の動画は、Paul氏とその友人たちが、富士山麓にある青木ヶ原樹海を探索中に自殺者と思われる遺体を見つけ、驚いた様子を見せたりジョークを言ったりするという内容だった。青木ヶ原は自殺の多い場所として知られている。遺体を映したこの動画は12月末に投稿され、再生回数は数百万回に達した。だが、22歳のPaul氏は、投稿から3日後にこの動画をYouTubeから削除した。
動画が削除された後、YouTubeはPaul氏のアカウントを、暴力的で生々しい内容の動画に関する同サービスの規約に違反したアカウントに区分したことを明らかにした。この措置は3カ月間続き、その間は動画や、クラウドファンディングや小売サイトへのリンクから広告収益が得られなくなる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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