KDDI、沖縄セルラーは1月9日、2018春モデルとしてスマートフォンやタブレット、Wi-Fiルータを含む計7機種を、1月下旬以降に順次発売すると発表した。
ラインアップは、auオリジナルのスマートフォン「Qua phone QZ」とタブレット「Qua tab QZ10」「Qua tab QZ8」、ダブルレンズのメインカメラと約2000万画素サブカメラを搭載したau初のファーウェイ製スマートフォン「HUAWEI nova 2」、初めてのスマートフォンユーザーをターゲットにした「BASIO3」、キッズケータイ「mamorino4」、受信速度最大708Mbpsに対応したWi-Fiルータ「Speed Wi-Fi NEXT W05」だ。
春の新生活シーズンに向け、実売価格は約3万円程度の値ごろ感ある価格帯を中心にした製品を強化している。
このほか、米国国防総省の調達基準に準拠したタフネススマホ「TORQUE G03」に新色レッドを追加する。3月下旬に発売予定だ。
KDDI 製品・CS統括本部 副統括本部長 兼 商品企画本部長の山田靖久氏は、「2018年のテーマは『笑おう』。さまざまなサービスや商品をどんどん出していきたい」と語った。
さらに青少年を危険なサイトやアプリから守るスマートフォン向けフィルタリング(利用制限)サービス「あんしんフィルター for au」を強化。子どものスマートフォンの使いすぎを防止する機能を新しく追加する。
利用時間制限、利用状況照会、エリア検索、遠隔ブロック解除設定の機能を追加し、すべてのauスマートフォンにおいて無料で利用できる。
背景には、若年層のスマートフォンの普及率の高さがある。中学生のスマートフォン浸透率は約73%で、高校生のスマートフォン浸透率はすでに95%まで達するという。
警察庁の発表では、コミュニティサイトなどに起因した被害児童のうち9割以上が被害当時にフィルタリングサービスを利用していなかったとしており、あんしんフィルター for auの機能を拡充することでトラブルの巻き込まれ防止に役立つと説明した。
Qua phone QZ(京セラ製)は、「日常に彩りを。わたしにフィットするスマートフォン」とテーマに、持っていて楽しくなるような配色にこだわったステーショナリーのようなカラバリを特長とする。発売は2月下旬。
ディスプレイは約5.0インチ FHD。メインカメラは約1300万画素で、サブカメラは約500万画素。RAM3Gバイト、ROM32Gバイトの大容量メモリを搭載したことにより、動作のもたつきを軽減した。
ガラス割れに強いハイブリッドシールド構造を採用。割れにくく傷つきにくいガラスDragontrail Xにアクリルスクリーンを重ねることで、ガラス割れの起点となる傷からディスプレイを保護し、耐久性とデザイン性を両立したとしている。防水・防塵・耐衝撃に対応する。
さらに手袋をつけたままでも操作できる「グローブタッチ」対応により、寒い日に手袋を着けているときなども、外さずにそのままスマートフォンが使用可能だ。
HUAWEI nova 2(HUAWEI製)は、約1200万画素と約800万画素のダブルレンズカメラを搭載したスマートフォンだ。一眼レフで撮影したようなボカシがかんたんに表現できる「ポートレート撮影」を搭載する。発売は1月下旬。
約2000万画素のサブカメラに加えて、「3D顔面認証技術」と「ビューティ補正機能」により、自然な背景ぼけで好印象のポートレート写真の撮影が可能。
約5.0インチディスプレイに、1.6mmの超狭額縁で、女性でも片手操作しやすいサイズだ。また、簡単な設定で立体感のあるサウンドを楽しめ、音響効果は3種類から選択可能な「3Dオーディオ」を搭載。
BASIO3(京セラ製)は、インターネットがつながらない、画面が回転するといった「いつもどおり使えない」などのスマホの「困りごと」が起きたとき、同梱されている「スマホの健康診断/かざして診断カード」に本体裏側のauマークをかざして解決できる機能を備える。発売は1月下旬。
たとえば、機内モードにした状態で「スマホの健康診断」をすると、「インターネットがつながらない」「電話が使えない」といった項目がでてくる。項目を選択して「治療」ボタンを押すと、機内モード設定を自動的に解除してくれるといったしくみだ。
このほかにも、スマホでできることや、便利な活用方法などを、テレビショッピングのように実演販売士が面白く、わかりやすく紹介する「使いこなし動画」をプリインストールするなど、初心者に向けたコンテンツも備える。
BASIO3では、購入者向けに「auスマートサポート」の加入月の利用料金3000円(税抜)が無料になるキャンペーンを実施する。
mamorino4(ZTEコーポレーション製)は、小学生低学年の手のひらのサイズを想定したサイズのジュニア向けケータイだ。タッチパネルに対応した。発売は2月上旬。
手入力不要で、声を使ってカンタンに操作が可能な「音声操作補助機能」を搭載したことにより、音声操作で電話やメッセージ(SMS)が利用できる。防犯ブザーを搭載し、防犯ブザーを鳴らすと鳴動とともに、音声発信、居場所お知らせメール送信する機能を備える。
なお、mamorino4では、基本使用料月額500円(税抜)から利用できる新料金プラン「ジュニアケータイプラン」を、mamorino4の発売と同時に提供開始する。
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