Cerevoは1月9日、アニメ「ソードアート・オンライン」に登場する片手剣をフルスケールで再現した「1/1 エリュシデータ(ELUCIDATOR)」を開発し、2018年夏頃に発売すると発表した。価格は未定。
エリュシデータは、アニメやゲーム、映画などの作品中に登場するアイテムを、家電のテクノロジを用いて現実世界に可能な限り再現する同社のプロジェクト「S2R(from Screen To the Real world)」の流れをくむ製品。
同社では、アニメや映画といった架空の世界における人気アイテムである「剣」に着目し、さまざまな作品に登場する剣をスマート・トイとして再現できるプラットフォーム「BLADEM(connected BLAde Development and Evalution Module)」を開発。第1弾として、ソードアート・オンラインの主人公キリトが使用する片手剣エリュシデータをBLADEMによって製品化した。
作品の世界に浸ることができるよう、最新家電の技術を用いたさまざまな機能を搭載。刀身部分に2000個を超える高輝度LEDと6軸センサ(加速度・角速度)を搭載。剣の動きに合わせて刀身が眩い光を放ち、アクションに合わせた効果音がスピーカーから鳴るようになっている。LEDは複数の点灯ドライバで独立制御しており、刀身全体が光るだけでなく、鍔の部分から刃先に向かって光が流れるといった演出にも対応する。
また、音声認識機能を搭載。「スターバースト・ストリーム」と作中のソードスキル名を発声すると、声に合わせてLEDが発光、同時に効果音が鳴る仕組みを採用している。なお、その後も動きに合わせて効果音が連続的に鳴るため、最後の動きに合わせて敵が四散する効果音につなげられる。発声、動き、音を連携させることで、玩具の域を超えて作中のキャラクターを疑似体験できるとしている。
本体は、スマートフォンと接続して設定高を変更できる。LEDの色や明るさ、サウンドを自由に調整できるほか、サウンドの出力を本体スピーカーからスマートフォンに切り替えでき、外部スピーカーと接続することでより迫力のある大音量を響かせることができるという。
同社では、BLADEMを採用したスマート・トイのシリーズ化を検討するほか、製品開発の相談も受け付ける。スマートフォン連携や6軸センサーといった基本機能はそのままに、作品の世界観に応じてLEDの演出を変える、タッチセンサを搭載するといったカスタマイズも可能だとしている。
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