MITなど、自動操船ボートをアムステルダムの運河で試験--その名も「ロボート」

 マサチューセッツ工科大学(MIT)とオランダの都市問題研究機関であるAmsterdam Institute for Advanced Metropolitan Solutions(AMS Institute)は、自動操船ボートの共同実験プロジェクト「ROBOAT」を開始した。自動操縦で移動などするボートを開発し、オランダのアムステルダムで試験する計画。


自動操船ボートをアムステルダムで実験(出典:MIT/AMS Institute)

 ROBOATプロジェクトでは、自動操舵(そうだ)機能などを備えるボート「roboat」を開発。実際に運用して、アムステルダムの都市機能と生活品質を向上につなげられるかどうか検証する。

 roboatは人を乗せたり荷物を載せたりして自動航行できるため、アムステルダムのような水路が張り巡らされた都市において重要な移動/物流インフラになり得る。さらに、複数のroboatを協調動作させると、一時的に利用する橋を架けたり、コンサート用の臨時ステージなどを水上に設けたりすることも、数時間程度の作業で実現できるとしている。


人や荷物の移動手段として(出典:MIT/AMS Institute)

橋やステージの仮設にも利用(出典:MIT/AMS Institute)

 研究チームは、各roboatに水質検査用のセンサも搭載する。こうしてroboat運行で得られる大量のデータを分析し、公衆衛生や公害、環境の状況調査および問題把握に役立てる考え。

 なお、アムステルダムは4分の1弱の面積が水に覆われ、運河の総延長が1000km以上、橋の数は約1500あるため、ROBOATのような水を利用する移動/物流ソリューションの試験に最適な都市だという。そして、全世界の経済生産はその8割が沿岸部、川岸地域、デルタ地帯で生み出され、世界人口の6割がそうした場所で生活しているそうだ。こうしたことから、ROBOATで得られた成果はほかの都市でも参考になる、と見込む。


運河が張り巡らされたアムステルダム(出典:MIT/AMS Institute)
ROBOATの紹介ビデオ(出典:MIT/AMS Institute/YouTube)

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