niconicoを運営するドワンゴならびに、カドカワ傘下のGzブレインは12月13日、ゲームイベント「闘会議2018」の発表会を開催。そのなかで、2018年に発足するeスポーツ新団体が新たな主催として参加することや、プロライセンス発行第1号となる大会が開催することを発表した。
闘会議は「ニコニコ超会議」のゲーム企画部分に特化し、ユーザーを主体としたゲーム実況とゲーム大会のイベントとして2015年に初開催。4回目となる今回は2018年2月10~11日の2日間、幕張メッセで開催する。なお前回同様、アミューズメント施設向けのゲーム展示会である「ジャパン アミューズメント エキスポ2018」(JAEPO2018)との合同開催となっている。
新しく発足するeスポーツ団体は、コンピュータエンターテインメント協会(CESA)ならびに日本オンラインゲーム協会(JOGA)、そしてeスポーツ業界団体として活動していた日本eスポーツ協会(JeSPA)、e-sports促進機構、日本eスポーツ連盟(JeSF)の5団体が、eスポーツ団体の統合・新設に向けた取り組みによるもの。この動きは9月に発表されていた。
上記5団体の連名で発表された同日付のリリースによれば、現在eスポーツ3団体の統合・新設の手続きと新設団体での活動の準備を行っており、新設団体の活動の中核となるプロライセンス発行のレギュレーションなどの作成に注力しているとし、eスポーツ3団体の統合・新設を2018年早々に実施するという。
そして闘会議2018にeスポーツ新団体が共同主催として加わり、イベントではプロライセンス発行第1号となるeスポーツ競技大会を開催する予定という。プロライセンス発行については要件を満たす選手に発行するほか、これまでのeスポーツ競技大会で実績のある選手に対しても、パブリッシャーの推薦、承認を得て、特別枠でプロライセンスを発行する方法も考えているとしている。
闘会議2018においてプロライセンスを発行するタイトルとして「ウイニングイレブン 2018」(コナミデジタルエンタテインメント)、「ストリートファイターV アーケードエディション」(カプコン)、「鉄拳7」(バンダイナムコエンターテインメント)、「パズル&ドラゴンズ」(ガンホー・オンライン・エンターテイメント)、「モンスターストライク」(ミクシィ)を予定している。
さらに、国際eスポーツ団体のleSF(韓国)とeGames(英国)、海外地域eスポーツ団体のKeSPA(韓国)が来日。日韓エキシビションマッチも実施予定という。
このほか闘会議2018においては、デジタルからアナログまで古今東西のゲームを集めたさまざまなユーザー参加型企画を実施。各ゲームメーカーによるブースのほか、カードゲーム、ボードゲーム、人狼が遊べる「アナログゲームエリア」やフォトスポットでの写真撮影が楽しめる「コスプレエリア」、ゲーム実況者が多数登場する「ゲーム実況者エリア」などが用意。
また、ゲーム楽曲を披露する「音楽ステージ」においては、「スプラトゥーン2」のアイドルユニット「テンタクルズ」が出演する「ハイカライブ」の開催を告知(2018年2月10日のみ)。当日はゲストも一組出演予定としている。
チケットは前売券が1500円、当日券が2000円、2日通し券が2500円。数量限定で前売りのみ販売する優先入場券は1日券が1600円、2日通し券2700円となっている。
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