Facebookの創設に尽力した複数の元幹部が、このソーシャルネットワークを批判している。今回、Facebookはそうした元幹部の1人の発言を受けて、現在の同社は元幹部が在籍していた頃とは違う、と述べた。
Facebookの元バイスプレジデントで、ベンチャーキャピタル企業Social Capitalの現最高経営責任者(CEO)であるChamath Palihapitiya氏は11月、スタンフォード大学経営大学院での講演で、ソーシャルメディアサイトが「社会の仕組みを破壊している」と述べた。米国時間12月11日、 The Vergeがそれを報じたことで、Palihapitiya氏の発言は一気に拡散した。
Facebookは12日、Palihapitiya氏の発言に対し、次のように述べた。コメントを返すのは同社にとって珍しいことだ。
Palihapitiya氏がFacebookを退社してから、(6年)以上が経過している。同氏がFacebookにいた頃、われわれは新しいソーシャルメディア体験を構築して、世界中でFacebookを成長させることに注力していた。当時のFacebookは、今とは大きく異なる企業だった。われわれはFacebookが成長するにつれて、自分たちの責任も大きくなることに気づいた。われわれは自らの役割を非常に重く受け止めており、一生懸命、改善に取り組んでいる。Facebookのサービスが幸福に及ぼす影響を理解するため、外部の専門家や研究者と協力して、多くの研究や調査を行ってきた。そして、その成果を自社の製品開発に反映させている。また、われわれは人材や技術、プロセスにも大きく投資しており、Mark Zuckerbergが直近の業績発表で述べたとおり、利益率を縮小してでも、適正な投資を確実に行っていく考えだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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