フリークアウト・ホールディングスの子会社であるGardiaは12月14日、バンクが運営する買取アプリ「CASH」向けに、リスク保証サービスを提供すると発表した。
Gardiaは、FinTech分野やリテールテック分野など、新規性の高いビジネス領域特有のリスクを保証する専門会社。ハイリスクなためにこれまでどこも引き受け手のなかった領域に切り込み、新たな保証サービスを提供している。
今回リスク保証をするCASHは、ガジェットやアパレル商品などの写真を撮影した瞬間に査定額が表示され、「キャッシュにする」をタップするだけで、査定額を受け取れる買取アプリ。キャッシュ化した商品は期間内に送付する必要があり、キャンセルすることもできる。
6月28日にサービスをローンチしたが、同社の想像を超える利用があったため、わずか16時間で査定を停止するなどして話題を集めた。機能や制度を見直して、約2カ月ぶりとなる8月24日に査定を再開していた。また、11月には運営会社のバンクがDMM.comに約70億円で買収された。
Gardiaでは、CASHのような現代的ニーズを捉えているサービスおいて、発生しうるユーザーの不正利用・債務不履行などのリスクの受け皿がこれまではほぼ存在しなかったことから、リスク保証サービスの提供を開始したと説明した。
今後は、2018年中に10〜20社ほどにサービス提供先を拡大する予定。また、フリークアウト・ホールディングスは、Gardiaを中心とするFintechなどの新規事業によって、2020年度9月期で50億円の売上規模を目指すとしている。
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