バンクは8月24日、質屋アプリ「CASH」のサービスを再開したことを発表した。6月28日にローンチしたが、同社の想像を超える利用があったため、わずか16時間で査定を停止。機能や制度を見直して、約2カ月ぶりに査定を再開した。
CASHでは、ガジェット類やアパレル商品などの写真を撮影するだけで査定額を表示。「キャッシュにする」をタップするだけで、査定額がアプリ内のウォレットに記録され、コンビニ受取か銀行振込を選ぶだけで現金を入手できるという質屋の機能を有している。キャッシュ化した商品は、期間内に送付する必要があるが、手数料を上乗せすることでキャンセルできる。
同社によれば、ローンチした6月28日だけでキャッシュ化された回数が7万2796回、キャッシュ化の総額が3億6629万3200円。また、ユーザーの98%が「アイテムを送る」を選び、集荷依頼を受けたアイテムは7512点に上るという。キャッシュ化されたカテゴリは、1位「トップス」、2位「シューズ」、3位「財布/小物」の順となっており、1回あたりの平均引き出し金額は8623円とのこと。
今回のサービス再開にともない、同社では1日にキャッシュできる金額に上限を設定し、残額をアプリ上に表示。まずは月間3億円(1日1000万円)ほどのキャッシュ枠を用意したという。また、大半のユーザーが「アイテムを送る」を選択していたことから、当初は15%としていた、キャンセル手数料を無料にすることも発表した。
さらに、発送までの期間を2カ月としていたが、94%のユーザーが1週間以内にアイテムを発送していたことから、これを2週間に変更。このほか、より良い査定結果を提供することを目的に、ユーザーの評価制度も導入した。
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