フィリップス、スマートLED照明「Hue」に行く先々の明かりを灯す人感センサを発売

 フィリップス ライティング ジャパンは12月6日、スマートLED照明「Philips Hue」(Hue)のアクセサリとして、人感センサ「Philips Hue モーションセンサー」を発表した。センサの前を通るだけで照明が点灯する。発売は12月11日の週からオンラインストアなどで開始する。想定価格は4400円前後。


「Philips Hue モーションセンサー」。縦横55mmの手のひらサイズ。センサの上にある小さな黒い部分は日光感度センサ

 Hueは、スマートフォンのアプリからオン、オフや照明の色変更などができるほか、アップルの「Siri」、「Google Home」「Amazon Alexa」などから音声による操作が可能。アクセサリとして、配線、電池不要でボタンを押した力がエネルギーとなるスマートスイッチ「Philips Hue Tapスイッチ」、電池式でシーンに合わせた4つのプリセットが設定できる「Philips Hue Dimmerスイッチ」をそろえる。


左から「Philips Hue モーションセンサー」「Philips Hue Dimmerスイッチ」「Philips Hue Tapスイッチ」

 Philips Hue モーションセンサーは、スイッチに続く3つ目のアクセサリ。動きを感知すると自動的に照明が点灯する仕組みで、「Hueブリッジ」「Hueシングルランプ」と組み合わせて使える。

 アプリから同期させるランプのセットアップ、場所、時間帯、照明の明るさ、オフになるまでの分数などを設定でき、昼間と夜間で異なる照明の色を選べる。1台のPhilips Hue モーションセンサーから3部屋までのコントロールが可能だ。

 照明器具と一体化した人感センサと異なり、センサとランプ部が分かれているため、行く先々の照明をつけられる。「夜中に起きてトイレに行く時など、ベッドから立ち上がることで廊下、トイレの照明がつくなど、安全に誘導でき、なおかつ一緒に寝ている人を起こさない」(フィリップス ライティング ジャパンマーケティング部チャネルマネージャーの追越隆則氏)ことが特徴。消灯の時間も1分から最大1時間まで設定できるため、スイッチを探したり、音声で呼びかけることなく、コントロールできる。


アプリ設定画面

 サイズは高さ55mm×幅55mm×奥行き30(マグネットありは37)mmで、重量約65gのコンパクトボディ。日光感度センサも備え、日光が十分な時はムダな点灯を防ぐ機能も搭載する。

 背面にはマグネットを備え、冷蔵庫などへのワンタッチ設置も実現。角度調整もできるため、ペットなどによるムダな点灯も防ぐ。単4電池2本で駆動し、通常の使用であれば2~3年の使用が可能。ブリッジとPhilips Hueモーションセンサー間はZigBeeで接続し、稼働距離は約12mになる。1つのブリッジに対し、最大12個のPhilips Hue モーションセンサーを接続できるが、一般的な住宅であれば2~3個で賄えるとしている。


背面にはマグネットを備え、冷蔵庫などへの装着も可能

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