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スマートスピーカ時代の「オーディオメーカー」の戦い方--オンキヨー&パイオニアに聞く - (page 2)

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――コアになるハードウェアを作るのではなく、市場を形成している他社のコアなハードウェア(スマートフォンやスマートスピーカ)をサポートするオーディオ製品を展開するということでしょうか。

 その通りです。オンキヨー&パイオニアの一番の強みは音楽に触れるシーンの中でも“音”に関する領域です。これまでの歴史で培ってきたノウハウを生かして市場での存在感を出していきたいと考えています。

スマートスピーカに寄り添うあらゆる選択肢を用意する

――スマートスピーカが新たな市場を生み出そうとしている中で、今後オンキヨー&パイオニアがどのような戦略で市場変化に対応していくか、今後のビジョンを聞かせてください。

 スマートスピーカがいま目指しているのは、人間と機械のインターフェースの形成ではないかと思うのです。スマートスピーカの一番濃い部分=AIの開発は各プラットフォーマーが尽力している部分ですが、人間と機械のタッチポイントになる声や音というのは、私たちオーディオメーカーが培ってきたものがそのまま生かせる領域だと考えています。

 スマートスピーカへのニーズの大きな割合を占めるものに“音楽を楽しく聴きたい”というものがあり、北米などではこのニーズが顕著な傾向があります。そういうニーズは、突き詰めていくと必ず“いい音で聴きたい”となっていく。そうしたニーズに応える製品を全世界に提案していきたいと思います。


「スマートスピーカで“音楽をいい音で聴きたい”というニーズは必ず生まれる」と足達氏

――確かに、GoogleやAmazonはUIやUXを開発することには長けていますが、音響機器の会社ではない。そこで“音にこだわりたい”というユーザーが登場したときに、そのニーズに応える製品を出していくということですね。

 そうですね。そうしたニーズが生まれたときこそ、私たちの出番だと思います。それぞれのスマートスピーカと一体化できる専用設計の製品もあれば、セパレートタイプの汎用的なものも考えうるでしょう。据え置き型もあれば、ポータブル型も考えられます。それらの考えられるあらゆる選択肢を展開していくことが、これから私たちが目指していく方向性だと考えています。

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