McAfeeは、感謝祭からクリスマスにかけてのプレゼント購入が盛んになるホリデーシーズンに向け、サイバー攻撃を受けやすいギフト用ガジェットの2017年版レポート「McAfee Most Hackable Holiday Gifts」を公表した。ノートPCやスマートフォン、タブレットといったお馴染みのデバイスに加え、スマートスピーカやインターネット玩具を用心すべきガジェットとして挙げている。
1206人の成人を対象として実施されたMcAfeeの調査によると、消費者は自身のオンライン情報とインターネット対応デバイスを守ることの重要性を理解しているものの、適切なセキュリティ対策を講じられているかどうか定かでなかったり、セキュリティを最優先事項にする意識が低かったりするそうだ。そして、20%はインターネットセキュリティを気にすることなく、セキュリティが弱いと知りつつ必要と思われるコネクテッドデバイスを買う、としていた。
McAfeeはインターネット接続機能を備えるデバイスが危険だとし、2017年版レポートで以下のデバイスがもっとも攻撃されやすいとした。
2016年版とは若干異なり、メディアプレーヤとストリーミング用スティックが消え、コネクテッド玩具が新たに加わった。子どもが遊ぶ玩具もインターネット接続ブームの例外でなく、GPSチップやマイク、カメラまで搭載するものが存在する。玩具メーカーはセキュリティを必ずしも最優先事項にしておらず、コネクテッド玩具から個人情報が漏れたり、盗聴や盗撮に悪用されたりするぜい弱性が放置される恐れがあるという。
さらに、新型のコネクテッドデバイスをプレゼントなどで入手したときには、それまで使っていた古いデバイスの取り扱いに注意することも大切だ。調査対象者の50%は「新型を手に入れたら旧型を捨てるか売るかするつもり」と答えたのだが、20%は「デバイスに登録した個人情報の完全な削除方法を知らない」としていた。
せっかくの楽しいホリデーシーズンがハッカーによる攻撃で不幸なものにならないよう、McAfeeはコネクテッドデバイスを使い始める際にパスワードを変更し、すぐアップデートするようアドバイスした。
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