インヴァランス、2社の子会社を設立--IoTおよびAI関連事業を強化

 インヴァランスは11月28日、子会社として「株式会社ACCEL LAB(アクセルラボ)」と「株式会社スペロボ」の2社を設立し、事業を開始したと発表した。

 インヴァランスは、2004年5月の創業以来、東京23区を中心に、計99棟の自社ブランドマンションを提供する不動産会社。2016年12月より、同社開発のIoT「alyssa.(アリッサ)」を搭載したスマートホームを、568戸提供している。

 インヴァランスでは、鍵や家電のIoT化、AIスピーカの登場などにより、近い将来に住空間とIoT、AIが連携し、住空間そのものがIoT化やAI化される時代が訪れると分析。それにともない、IoTとAI関連事業の強化を目的に、子会社2社を設立した。

 アクセルラボは、スマートホームに関するプラットフォーム事業、およびウェブメディア事業を主軸とした会社として、7月31日に設立。同社では、alyssa.のさらなる開発に加え、入居者やオーナーとのコミュニケーションを図る目的で、チャット機能を搭載したアプリシステム「alyssa.cloud(アリッサクラウド)」の開発を進める。

 さらに、赤外線やWi-Fi、Z-waveなど、さまざまな規格に対応したIoTデバイスの開発を進め、これらをOEMとしてほかの不動産デベロッパーなどへ提供する予定だ。

 スペロボは、IoT全般の設計、開発、IoT受託開発事業、AIホームの企画、開発を主軸とした会社として、10月2日に設立。不動産領域とテクノロジ領域のプロフェッショナルらにより、自社ブランド物件に搭載済みのIoTやAIデータを活用しながら、次世代の住空間の企画、開発を目指す。

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