“ハコ型”ロボ「PLEN Cube」が宿泊施設向けAIコンシェルジュに

 PLEN Roboticsは11月27日、パーソナル・アシストタント・ロボット「PLEN Cube(プレンキューブ)」を活用した、マンションや宿泊施設向けのAIコンシェルジュサービスの開発・販売において、丸紅の子会社であるMXモバイリングと提携すると発表した。


「PLEN Cube」

 PLEN Cubeは、一辺が約7.5cmの立方体で、手のひらに乗る小型サイズでありながら、カメラ、スピーカ、マイクなどの機能や、フェイストラッキング、音声認識などの最新テクノロジを搭載したアシスタントロボット。複雑な入力を必要とせず、声で指示するだけで、デジタル・ビデオカメラ、IoT 家電リモートコントローラ、インターネット・コミュニケーターとして機能する。すでにクラウドファンディングでは資金調達しており、2018年6月に発売予定。

 今回発表したAIコンシェルジュサービスは、マンションの共有部や宿泊施設のロビーなどの共有スペース、マンションの専有部、宿泊施設の客室などにPLEN Cubeを設置し、入居者や利用者に対してAIによる音声対話をしたり、ロボットの動きで問い合わせに対応したりできる。ディスプレイ(オプション連携)に情報を表示したり、家電やIoTデバイスを制御したりすることも可能。

 PLEN Cubeを活用することで、音声対話だけに依存しない豊かなコミュニケーションや、360度旋回できるカメラによる監視・見守りなどが可能になり、より幅広いサービスを提供できるとしている。

 また同社は同日、ABBALabが運営するファンドから資金を調達したことを発表した。金額は非公開。今後必要となるクラウド・システム・インフラストラクチャーや、PLEN Cubeのソフトウェア開発体制の強化などに充てるとしている。

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