TechCrunchによると、Appleはモントリオールを拠点とする新興企業Vrvanaを買収したという。Vrvanaは創業12年となる。Vrvanaの買収は、Appleの拡張現実(AR)や仮想現実(VR)用のハードウェア開発に寄与する可能性がある。
買収金額は約3000万ドルと報じられている。Appleにコメントを求めたが、返答は得られていない。Vrvanaは、「Totem」というヘッドセットを開発している。まだ発売されていないが好意的な評価を得ているAR/VR機器だ。
Appleはここ数カ月、AR開発に真剣に取り組む姿勢を見せてきた。同社は、「iPhone 8」はARを念頭に設計された初めてのスマートフォンだと述べていた。「iPhone」の最新機種と「ARKit」SDKによって、ARアプリやユースケースは一層充実すると考えられるが、専用ハードウェアがあればその動きはさらに加速する。
最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏は、ARの状況について何度も発言してきた。8月には、ARは「教育、エンターテインメント、インタラクティブゲーム、エンタープライズやわれわれがおそらくこれまで考えもつかなかった分野にわたって、幅広く主流として適用される可能性を秘めている」と述べた。
11月上旬の第4四半期決算の電話会議では、既存のARアプリケーションについて、「ARは奥深いと思っている」とし、「今はそうではない。今『App Store』で見られるアプリはそうではないだろう。しかし、将来はそうなるはずで、そうなる可能性がある」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」