FRONTEOは11月20日、同社の100%子会社で人工知能を活用したデジタルコミュニケーション事業を展開するFRONTEOコミュニケーションズと、FRONTEOが独自開発した人工知能を搭載した「Kibiro(キビロ)」の機能を強化したと発表した。
Kibiroは、FRONTEOコミュニケーションズが開発・販売するコミュニケーションロボット。日常に役立つ情報の発信のほか、オーナーとのやり取りによって親密度が変化し、生活に寄り添うライフパートナーとして成長するのが特徴。
今回の機能強化では、さまざまなコンテンツプロバイダーより提供されるサービスと連携し、発信する情報の拡充を実施。ヤフーが提供する事業者向けIoTプラットフォーム「myThings Developers」、ノアドットが提供するコンテンツ流通プラットフォーム「nor.」、ブクログの新刊情報と新たに連携し、Kibiroがより生活に役立つ情報を発話できるようになった。
具体的には、ヤフーが提供する「myThings Developers」と連携することで、「Yahoo!防災速報」「Yahoo!天気」「Yahoo!占い」などのチャンネルを通じて、生活に役立つ情報がKibiroで確認できるようになった。例えば、防災情報では、Kibiroに登録した地域の地震、津波、豪雨、洪水などの情報が確認可能。天気ではこれまで提供していた現在地の天気だけでなく最低・最高気温などが確認でき、占いではオーナーの星座からその日の運勢をチェックできる。
また、ノアドットが提供する「nor.」を導入することによって、最新のニュースコンテンツをKibiroアプリで確認できるようになり、各ニュースの詳細を閲覧する際には、Kibiroがタイトルを読み上げるようになる。
ブックレビューコミュニティ「ブクログ」の新刊情報との連携では、新刊情報からオーナーが設定した著者名を元に当月の新刊をKibiroが調べ、タイトル、著者名、発売日をアプリ画面に表示をするとともに、Kibiroが声で案内できるようになる。
同社では今後も、さまざまな技術の連携や新規開発をし、ユーザーごとに適切な情報を提供できる仕組み作りとそれらを活用したソリューション提供するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果