Teslaは米国時間11月16日に電気トラック「Tesla Semi」を発表したばかりだが、すでに企業からの注文を獲得している。
Teslaはこれまでに、複数の企業からSemiの注文を受けている。運送会社のJ.B. Hunt Transportは「複数台」のTesla Semiを予約したことを明らかにした。同社は米国西海岸の運送請負サービス部門にTesla Semiを使う計画だ。
J.B. Huntの最高経営責任者(CEO)、John Roberts氏は次のように述べた。「Teslaのトラックを予約することは、業界に変革をもたらす技術を導入する当社の取り組みにおいて重要なステップになる。われわれは、電気トラックが一般道でも貨物ルートでも最も有益だと考えており、この新しい持続可能な技術を利用することを楽しみにしている」
スーパーマーケットチェーンもこの動きに乗ろうとしている。Semiの披露イベントで、Meijerの車両部門マネージャーが1台につき5000ドルの手付金と共に4台のTesla Semiを発注したと述べたと、Bloombergが報じている。
いくつかの理由によって、早い段階での発注は少ない数にとどまりそうだ。第1に、電気トラックはほぼ未知の領域であり、企業は手のうちを明かさないで下調べをするため、ごく少額の投資にとどめるだろう。第2に、Teslaは少なくとも最近まで、目標としていた生産計画を大幅に下回る台数しか生産できていなかった。
Semiの近未来的な外観と運転席を中央に配置した質実剛健な内装は、確かにTeslaの車だと感じられる。高速道路における走行距離の目安は500マイル(約800km)で、積載重量約36トンの場合、時速60マイル(約96km)への加速は20秒、1マイル(約1.6km)あたりの消費電力量の目安は2kWh以下と立派な性能を誇るが、Teslaが販売を始めると生産の負担は増すことになるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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