近い将来、医師からの服薬の指示に逆らうことが不可能になるかもしれない。
米食品医薬品局(FDA)は米国時間11月13日、デジタル服薬追跡システムを備えた米国初の薬品を承認した。
体内に摂取可能なセンサが組み込まれた大塚製薬の錠剤「Abilify MyCite(エビリファイ マイサイト)」は、デジタル追跡機能によって、錠剤が服用されたかどうかを記録する。FDAはこの錠剤を、統合失調症の治療、双極性I型障害に関連する躁病および混合型症状の急性期治療のほか、成人のうつ病に対する補助療法として使用するために承認したと述べた。
錠剤のセンサがウェアラブルパッチにメッセージを送信すると、情報がアプリに伝えられ、患者は自分のスマートフォンで服薬状況を追跡できる。患者はオンラインポータルを通じて、担当の医師や介護者に情報を見せることもできる。
Abilify MyCiteのセンサは、2012年にProteus Digital Healthが開発したものだ。2016年にはBritish Airwaysがデジタル薬品の競争に加わり、センサを搭載したスマートピルの特許を取得した。このスマートピルは、体温および胃の酸性度を測定できるほか、時差ボケ予防にも役立つ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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