MSが「Resume Assistant」発表--LinkedInのデータをWordでの履歴書作成に活用

Mary Jo Foley (ZDNET.com) 翻訳校正: 矢倉美登里 吉武稔夫 (ガリレオ)2017年11月09日 12時36分

 「Office」と「LinkedIn」の連携を進めているMicrosoftは、Office 365の契約者が、LinkedInによるパーソナライズされたインサイトを利用して、魅力的な履歴書を作成できるよう支援する新機能「Resume Assistant」を発表した。

 Resume Assistantでは、ユーザーが希望する職務や業界に似た多くの会員プロフィールからインサイトを引き出せる。これによって、履歴書を作成している人は、そうした職務のプロフェッショナルらが自身の仕事をどのように説明しているかを見ることができる。「Open Candidates」をオンにして、求職中であることを採用担当者に伝えるオプションもある。

Resume Assistant
提供:Microsoft

 260億ドル規模でのLinkedInの買収が2016年末に正式に完了した際、Microsoftの最高経営責任者(CEO)Satya Nadella氏は、両社の技術の連携に向けた短期的な優先項目について概要を示した。ユ―ザーがWordで履歴書を作成してプロフィールを更新し、LinkedInで求人を検索して応募できるようにするというのもその中に含まれていた。

 さらにResume Assistantには、求める職務に適したスキルを提示する機能もある。求人の投稿や、Resume Assistantで提示されているが自分に不足しているスキルなどを見た場合、オンライン講座の「LinkedIn Learning」を受講し、ユーザーは履歴書の内容を充実させるために生かすことができる。また、LinkedInのフリーランス向けのプラットフォームを利用して、プロの履歴書作成者とつながるオプションもある。

 Resume Assistantは、「Office Insiders」プログラムに参加している「Office 365」の契約者に米国時間11月8日から提供を開始した。契約者はWindowsに最新版の「Word」をインストールしている必要がある。「数カ月中に」Office 365の契約者らに一般提供される予定だ。Microsoftの広報担当者によると、Resume Assistantは、Office 365のすべての商用プランおよび消費者向けプランで提供されるという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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