Appleが拡張現実(AR)ヘッドセットに取り組んでいる可能性がある。ただし、そのための技術が完成するのは2019年、出荷は早ければ2020年になる見込みだという。
Bloombergが米国時間11月8日、「事情に詳しい情報筋ら」の話としてこれを報じた。
事実だとしても意外ではない。あらゆる大手IT企業が、何らかの形の「○○現実」(拡張現実、仮想現実:VR、複合現実:MR)ヘッドセットを、人間とコンピュータがやり取りする未来の手段とみなし、それに賭けている。FacebookとHTCは、スタンドアロン型のVRシステムとしてそれぞれ「Oculus」と「Vive」を提供している。サムスンの「Gear VR」とGoogleの「Daydream」は、ヘッドセットにスマートフォンをセットする形のシステムだ。そしてもちろん、新たに登場した「Windows Mixed Reality」(WMR)のヘッドセットも存在する。
Appleが計画中だとされるものは、WMRのアプローチに似ているようだが、すべての機能がヘッドセットに搭載されており、スマートフォンやコンピュータ接続が不要とみられる点が異なる。それがおそらく、製品化に数年かかる理由の1つだろう。どの企業もまだ、満足できる性能でそれを実現することはできていない。
Bloombergによると、Appleはその取り組みの一環として、「ARKit」ソフトウェアを早ければ2018年にアップデートするという。
米CNETはAppleにコメントを求めたが、直ちに回答は得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス