ヤフーは11月8日、オークションサービス「ヤフオク!」において、転売目的で入手したチケットを出品禁止物に追加したと発表した。同日、ヤフオク!ガイドラインを改定した。
これにより、転売目的で入手したと思われるチケットを発見次第、ヤフー側が削除できるようにほか、禁止であることを明示することで、転売チケットの出品抑制、ユーザーに注意喚起する狙いがあるようだ。これまでは、出品されているチケットが転売目的か否かを判断するのは難しかったが、より一歩踏み込んで対処できるようになるという。
同社広報部によると、転売の判断基準を公開してしまうと、それを回避するための行為を誘発してしまうため、基準については非公開としている。また、今回の規約改定はヤフオク!単体での取り組みであり、ヤフーとメルカリが2017年9月に設立した「EC事業者協議会」とは関係ない動きだとしている。
なお、特定のカテゴリかつすでに支払い済みなど、ガイドラインに沿っているチケットであれば、出品自体は問題ない。ただし、本人確認を強化しているイベントやスポーツのチケットに関しては、落札者が入場できないため、転売目的の有り無しにかかわらず削除対象となる。
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