チケットぴあで「電話番号認証」を導入--複数ID取得や不正転売の対策として

 ぴあは7月6日、同社が運営しているチケット販売サイト「チケットぴあ」において、新たな会員登録方法として、電話番号認証を導入。同日付で開始したと発表した。

 電話番号認証は、利用している電話番号から、認証時に表示される指定の電話番号に発信することで、本人の電話番号であることを確認する認証方法という。携帯電話だけではなく、固定電話からの認証も可能。この認証方法の導入によって、今後は1つの電話番号に対して認証済として利用できる会員IDは1IDのみとなる。

 チケットぴあの新規会員登録時において、7月6日からは電話番号認証が必須となる。既存の会員においても7月6日以降から電話番号認証ができる。原則として、一度電話番号認証を完了していれば、利用のたびに認証を実施する必要はないとしている。また8月以降からは、チケットの先着購入時や抽選申込時に電話番号認証の完了が必須となり、認証が完了していない場合や申し込みや購入ができないという。

 ぴあ側では、これまで架空の電話番号や偽名を使うことによって不正に複数IDを取得し、大量購入を行うケースが発生していたという。電話番号認証はこのような不正購入を未然に防ぐとともに、また社会問題となっているチケットの不正な高額転売を抑止するための施策として導入したと説明している。

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