アマゾンジャパンは11月8日、音声AI「Alexa」を搭載したスマートスピーカ「Amazon Echo」を、招待制で11月13日週に発売することを発表した。価格は1万1980円。また、電球などのスマートデバイスと接続できる「Echo Plus」を1万7980円、小型の「Echo Dot」を5980円で販売する。
プライム会員は、11月8〜17日23時59分までに予約すると、Echoが4000円引きの7980円、Echo Dotが2000円引きの3980円で購入できるという。
Amazon Echoに「Alexa」と話しかけることで、会話をしながらさまざまな機能を呼び出せる。たとえば、最新のニュース、天気予報、アラーム、スケジュールなどだ。また、野球の日本シリーズや相撲の千秋楽の結果を聞いたり、親父ギャグや早口言葉といった“小ネタ”で楽しむことも可能だ。
ビームフォーミング技術とノイズキャンセレーションを採用し、本体上部に7つのマイクアレイを搭載することで、6メートル離れていても話し手を識別する。また、発音は同じでも意味が異なる同音異義語の聞き分けにも対応するという。同社によれば、日本語対応のために1年近い期間を費やしたという。
Amazon.comのAmazon Alexa担当 シニア・バイス・プレジデントであるトム・テイラー氏は、同デバイスの強みとして、高性能なハードウェアや、アマゾン ウェブ サービス(AWS)のクラウド、最新のマシンラーニングアルゴリズムなどを挙げる。
また同日には、4000万曲以上の楽曲が聴ける音楽ストリーミングサービス「Amazon Music Unlimited」を日本で提供することも発表した。マルチデバイスに対応しており、個人プランは月額980円で、プライム会員は月額780円で利用できる。また、Echo向けには月額380円で提供する。現在、家中にあるAmazon Echoで一斉に音楽を再生できる機能を開発中だという。
さらに、Amazon Echoにサードパーティのさまざまな機能を追加できる「Alexa Skill」を提供することも明らかにした。日本では、東急電鉄、シャープ、サントリーホールディングスなどがローンチパートナーに名を連ねており、250以上のスキルが提供される。同日には英語学習や駅しりとりゲームなどのデモが披露された。
なお、日本におけるスマートスピーカは、LINEが10月5日に「Clova WAVE」を、10月6日にグーグルが「Google Home」を発売している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?