日本マイクロソフトは11月8日、エンジニア向けイベント「Tech Summit 2017」において、新たに3社が「Microsoft Mixed Realityパートナープログラム」の認定パートナーに参画したと発表した。
当初は、博報堂、wise、ネクストスケープが参加していたが、新たに博報堂プロダクツ、ハニカムラボ、ホロラボが加わった。博報堂プロダクツは、博報堂、wise、建仁寺(京都)と共同で、文化財の新たな鑑賞スタイルや文化教育、観光モデルを目指す「京都 Mixed Reality」プロジェクトに取り組んでいる。
また、ハニカムラボは、試着を希望するユーザーの3Dデータや身長、体重、股下などの情報を入力することで、ユーザーの3Dモデルを生成。それをもとに、服のフィット感や組み合わせなどを試着できるMR技術を開発している。ホロラボでは、稲波脊椎・関節病院と共同で、患者のCTスキャンデータをもとにした3Dホログラムの模擬骨を生成し、手術のトレーニング環境などを提供している。
同社では、エンジニア向けイベント「Tech Summit 2017」を発表と同日に開催しており、これらHololensを使った各種ソリューションの体験ブースを設けている。
ブースには、先述のハニカムラボ、ホロラボに加え、マンション建設予定地で建築後のイメージをMRで確認できる「ホログラフィック・マンションビューアー」を、野村不動産と共同で開発したネクストスケープのほか、建設スケジュールや建築3Dモデル、現場から送られてくる写真やドキュメントを遠方の担当者を含め共同で確認できる建設業向けソリューション「Holostruction」を提供する小柳建設、同じく建設業向けソリューションを展開するニコン・トリンブルも体験ブースを設置している。
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