日本電気(NEC)は11月7日、タブレットPC本体と着脱可能なキーボードや付属のデジタイザーペンなどの使い勝手を向上させた、ビジネス・教育向け2in1タブレットPCの新商品「VersaPro タイプVT」の出荷を11月16日より開始する。
標準モデルの「PC-VK11ET1VV」の希望小売価格(税別)は、11万4400円~、文教モデルは10万4400円~。
昨今、ビジネスシーンでは働き方改革の流れを受けて、時間や場所にとらわれない柔軟な働き方が注目されている。また教育現場では、従来のPC教室での利用に加え、通常授業や課外授業などでもタブレット端末を使った学習スタイルの実施が期待されている。
今回発表した新商品は、企業の働き方改革を見据えたテレワークで利用するセカンドPCや検品・点検・検針など可搬利用の企業向け専用端末、教育向けにPC教室や課外授業で利用するPCとしての用途を踏まえ、操作性や利便性などを強化した。
タブレット本体は、薄さ約11.9mm、重量約647gの軽量ボディにタッチパネル付10.1型液晶を搭載。最大11時間のバッテリ駆動が可能。用途に合わせて、無線LAN、Bluetoothに加え、ワイヤレスWAN(LTE)も選択できる。
セレクションメニューで選択可能な着脱式キーボードは、モバイル用途で持ち運ぶ際にタブレット本体がキーボードから外れにくい構造を採用し、LANコネクタ、USB、HDMIなどのコネクタを装備したドック機能も備えている。
さらに、本体装着時には、ノートPCのように液晶部分を無段階で角度調整できる機能を採用し、使いやすさを向上させた。また、学校の授業や企業における可搬用途でニーズが高いデジタイザーペン(標準添付)も強化し、タブレット本体への収納を可能にしたほか、約15秒の充電で約50分使用できる充電方式(従来は乾電池式)を採用した。
加えて、紛失防止のためのストラップホールをペンと本体の双方に設け、利便性を向上させている。
キーボードに装備したLANコネクタは、学校のPC教室などにおいて、多数の端末を一斉に起動したり、運用管理する際に有効な「Wakeon LAN」に対応する。
なお、複数の周辺機器を接続可能な拡張クレードルもセレクションメニューにて選択可能。これにより、タブレット単体の形態、キーボードとセットにしたノートPCの形態、USBフルキーボードなどの周辺機器を接続して机上で利用する形態と、用途に合わせた環境での利用が可能だという。
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