全日本空輸(ANA)は11月2日、同社が提供する独自プログラム「BLUE WING プログラム」において、世界最大規模の起業家支援団体Endeavor(エンデバー)に対し、アジアの航空会社として初となるフライト支援「BLUE WING × Endeavor プロジェクト」を開始したと発表した。
BLUE WING プログラムは、利用者が飛行機で移動したり、マイルを寄付したり、SNSでシェアしたりすることで、起業家のフライト代を支援する独自プログラム。2014年に始まった世界最大の社会起業家ネットワーク「アショカフェロー」のプロジェクトでは、国内外からの参加を受け、累計1159万4369円(2017年10月30日時点)相当のフライトを支援した。
Endeavorは、「各地域のエコシステムの拡大・経済の成長に寄与できる起業家」を発掘・支援する非営利組織。LinkedInの創業者 リード・ホフマン氏を始めとした世界的な起業家や大企業経営者達による約500名のボードメンバーのほか、メンター3000名で構成されている。また、27カ国30拠点を構え、その活動を通じて9300億円、雇用60万人を生み出しているという。日本では、2017年3月に本格的に活動を開始。日本からはWHILL、ラクスル、Sansan、ユーザーベースの4社が、エンデバー・アントレプレナーとなっている。
今回開始したBLUE WING × Endeavor プロジェクトの期間は、2017年11月2日〜2018年3月末まで。エンデバーの活動にともなうフライトの支援に加え、プロジェクトページをFacebook、Twitter、LinkedInでシェアすることで、1回につき15WINGS(1WING = 1円)相当の支援が、BLUE WINGを通じてフライト支援額に加算され、Endeavorへと還元されるという。
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