Toyota Research Institute(TRI)は米国時間10月30日、カリフォルニア州コンコードにあるGoMentum Stationと提携を結んだと発表した。これによりTRIは、コネクテッドカーおよび自動運転車の試験に特化したGoMentumの5000エーカー(約2000ヘクタール)に及ぶ試験場で、自社の2段階の自動運転システムをテストできるようになる。
GoMentumの試験場は、橋、トンネル、交差点、および各種の地形など、自動運転車に多くの課題を提供する。一般の人々が歩いている公道でテストするには危険が大きい状況も、ここで試すことが可能だ。提携を通じ、トヨタ自動車は今後GoMentum Stationの比較的安全な環境下で研究を行うことができる。
「TRIの自動運転車の試験場所にGoMentum Stationが加わったことで、『Guardian』と『Chauffeur』の両モードの先進機能をテストする危険な運転状況を作り出し、さらなる技術開発に取り組むことが可能になった」と、TRIの自動運転担当バイスプレジデントRyan Eustice氏は声明で述べている。
トヨタは目下取り組んでいる自動運転システムを「Platform 2.1」とシンプルな名称で呼んでいる。同システムには2種類のモードがあり、Chauffeurは完全自動運転を前提とした技術、一方のGuardianは人間が運転することを前提として、必要な場合にのみ運転を支援する技術だ。Platform 2.1は現在、前世代の「レクサスLS」を使って試験されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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