Amazonは米国時間10月26日、第3四半期決算(9月30日締め)を発表した。北米とAWS部門の力強い成長にけん引され、市場予測を上回った。
純利益は2億5600万ドル、希薄化後の1株あたり利益は52セントだった。売上高は前年同期比34%増の437億ドルとなった。売上高には、8月に137億ドルで買収したWhole Foods Marketの売り上げ13億ドルが含まれる。前年同期の売上高は327億1000万ドル、1株あたり利益は52セントだった。
アナリストの予測では、売上高が421億4000万ドル、1株あたり利益は3セントだった。
Amazon Web Services(AWS)の純売上高は45億8000万ドル、営業利益は11億7000万ドルだった。MicrosoftやGoogleといった競合他社が成長を続ける中、AWS部門は前年同期比42%増という好調なペースで成長した。
最高経営責任者(CEO)のJeff Bezos氏は声明で、「Alexa everywhere」(あらゆるところにAlexaを)戦略を評価した。膨大な数の「Alexa」対応デバイスが購入されており、「Echo」のアクティブユーザー数が前年の同時期から5倍以上増加したと述べた。
Bezos氏は、「2017年9月だけで、5種類の新しいAlexa対応デバイスをリリースしたほか、インドにAlexaを投入、BMW車へのAlexa統合を発表し、スキルは2万5000を超え、SonosのスピーカにAlexaを搭載し、Alexaがユーザーの声を聞き分けられるようにするといった対応をした」と述べた。「Alexaの頭脳はAWSクラウドの中にあるため、新しい機能は、新製品を購入する人だけでなく、Echoの全顧客が利用できる」
第4四半期の見通しについて、純売上高は前年同期比28〜38%増に相当する560〜605億ドルの間と予想している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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