Facebookが年に1度開催するソフトウェア開発者カンファレンス「F8」において、最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏が過去に発言したことは、特に大きな話題になってきた。2年前には「壁の建設」への反対を表明し、当時大統領候補だったDonald Trump氏をそれとなく攻撃した発言だと多くの人が考えた。その前の年には、30歳になったことについて振り返った。
Facebookは米国時間10月24日、2018年のF8の日程を発表した。そのときも再び、Zuckerberg氏は衆目を集めることになるだろう。来年のF8は、5月1日~2日にカリフォルニア州サンノゼで開催される。
Zuckerberg氏は2017年のF8で、現実世界の画像にデジタルオブジェクトを重ねる拡張現実(AR)向け新たなプラットフォーム「Camera Effects Platform」を発表した。その狙いは、ソフトウェア開発者にFacebook向けのARアプリとARゲームを作ってもらうことだ。
Facebookはまた、秘密裏にハードウェアを開発する同社の「Building 8」グループから、初の成果となる斬新なプロジェクト2件を発表した。第1は脳からコンピュータへ直接文字を入力することを目指すもので、第2は皮膚で「聞く」ためのシステムだ。その一方で、Building 8を率いてきたRegina Dugan氏は10月17日、Facebookを退職することを明らかにした。
ただし、Facebookは最近、ロシアの工作員が偽情報の拡散と2016年の米国大統領選挙への干渉にFacebookを利用したとされている件で、厳しい調査の対象になっている。11月1日には、Facebookの法務責任者がこの件に関して議会の公聴会で証言する予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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