DelphiとnuTonomyは長年にわたり、それぞれ異なるアプローチで個別に自動運転車分野に取り組んできた。しかし今回、自動運転を一般大衆に提供するために力を合わせることにしたという。
DelphiはnuTonomyを4億5000万ドルで買収することに合意した。最初に4億ドルを支払い、5000万ドルはアーンアウトとして支払うという。GMとCruise Automationのケースと同様に、nuTonomyは今後も、半独立状態で運営を続行する。つまり、nuTonomyという社名はなくならない。
Delphi幹部らは電話会見で、今回の買収の主な理由として、スキル、スピード、スケールの3つを挙げた。スキルに関しては、nuTonomy買収に伴い、100人を超える従業員がDelphiで自動運転を担当する「Ottomatika」チームに加わることになる。Delphiは2015年に、カーネギーメロン大学のスピンオフ企業だったOttomatikaを買収した。そのソフトウェアは、Delphiの自動運転システムの「頭脳」として利用されている。
スピードとスケールに関しては、これだけ多数の人材を集結させることによって、自動運転プラットフォームを大規模に展開するというDelphiの目標達成に向けて加速する狙いだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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