ナーブは10月13日、ニッセイ・キャピタルが運営するファンド、Spiral Ventures Japanが運営するファンド、三菱地所、ギガプライズの4社を引受先とする、総額約4.6億円の第三者割当増資を完了したと発表した。
調達した資金は、VR領域における技術力追求のための人材確保と、営業・マーケティング体制の強化に充当する予定。今回の第三者割当増資により、2015年10月の創業以来、資金調達金額の総額は7億円を超えたという。
ナーブは、VRコンテンツのプラットフォームを提供しており、主力事業である「VR内見」は、2016年9月のサービス提供開始以来、大手の不動産事業者を中心に導入シェアを拡大している。
VR内見は、顧客が専用のVRゴーグルで物件を閲覧することで、現地を訪問した際と同様の内見を実現する、不動産事業者向けのシステム。顧客が閲覧している映像を、営業担当者のPCで共有できる。
ナーブは現在、不動産VRに加え、全日本空輸へ技術提供したバーチャル旅行「ANA VIRTUAL TRIP」や、タブレット端末を通して不動産物件紹介や旅行ツアー説明の接客が受けられる、無人の遠隔接客ブース「どこでもストア」を開発している。
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