Amazon.comが米国時間10月11日、初代電子リーダー「Kindle」の発売10周年を飾る「Kindle Oasis」の新モデルを発表した。
新しいOasisは、画面が大きくなり、防水設計になり、本の音声化機能「Audible」が組み込まれている。ピクセル密度が300ppiの高解像度7インチディスプレイを採用し、ページめくりについても高速化するなど、機能と使い勝手の向上を図ったと、Amazonは述べている。
また、新型OasisはKindleでは初めての防水対応となる。防水等級IPX8を採用し、深さ2mまでの真水に最大1時間沈めておいても使用可能なレベルだとしている。また、バッテリについても充電を高速化し、満充電で最長6週間使えるという。
Audibleの統合は興味深いが、この機能を使うにはもう1ステップ踏む必要がある。新型Oasisにはヘッドホンジャックがないため、オーディオトラックを聞くには、Bluetoothに対応したスピーカやヘッドホンに接続しないといけないのだ。
「10年前、われわれはこれまでに書かれたあらゆる書籍を60秒以内で届けるという使命を掲げて、最初のKindleを発表した」と、Amazon.comでデバイスおよびサービス部門のシニアバイスプレジデントを務めるDave Limp氏は述べている。「すべてが新しくなったKindle Oasisは、最も進化したKindleだ。薄くて軽く、さらに防水機能を持つ設計によって、読者はこれまでよりもさらに多くの場面で著者が描く世界に没頭できる」と同氏は語った。
新しいOasisの販売価格は、8Gバイトのモデルが249.99ドル、32Gバイトのモデルが279.99ドルとなっている(いずれもWi-Fiモデルの価格、日本の予定販売価格はそれぞれ税込3万3980円と3万6980円)。出荷開始は10月31日を予定している。Kindle Oasisの初代モデルは2016年に発売された。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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