「Snapchat」はユーザーの顔を猫や犬、さらにはホワイトウォーカー(米ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」に登場する種族)などにまで変換する機能を提供してきたが、同アプリの開発元であるSnapは今回、アートの鑑賞方法を変えようとしている。
Snapの最高経営責任者(CEO)を務めるEvan Spiegel氏は米国時間10月3日、Snapchatの新しいアート関連機能を発表した。その機能とは、世界各地の特定の場所に、アーティストJeff Koons氏が制作した拡張現実(AR)の彫刻作品を追加する一連の「Lens」だ。この場所には、ニューヨークのセントラルパーク、ワシントンD.C.のナショナルモール、ロンドンのハイドパーク、シドニーのシドニーオペラハウスなどが含まれる。
これらのいずれかの場所に向かうと、指定地点から300m以内にスマートフォンが入った時点で、SnapchatアプリにオプションとしてLensが表示される。このバーチャルな作品は、設置場所に近づくと自動的に読み込まれる。作品はスマートフォンの画面でしか見えないが、高さは3階建ての建物くらいに見えるという。
作品には、Koons氏の「Balloon Dog」「Balloon Swan」「Rabbit」「Popeye」「Play-Doh」がある。作品はそれぞれ1カ所に数週間ずつバーチャルに設置され、その後、新しい場所に巡回する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」